一つ前の記事で昔のダートトライアルとAE86のことに触れたら、もっと根本的なルーツについて書いておこうという気になった。たぶん同類以外は引く内容だ。
人生において大きな影響をもたらした車なのだが、元々は実に地味なファミリーカー。その名はDATSUN VIOLET(バイオレット)ですよ。
1979年から1982年までWRC Safari Rally で4連覇した車だ。
日産のラリーカーといえば、一般的には510ブルバードか240Zもしくは飛び越えて240RSの方が知名度あるような気もするが、僕は日産のラリー黄金時代はPA10 VIOLETだと思っている。とにかくワイルドで冒険的な音と映像が少年の心に刺さったのだ。
冒頭の写真に写ってるのは Safari Rally1982年の模型で、MINI RACING製43/1のレジンキットを自分でかなり手を加えて作ったもの。
今はスパーク製の1/43完成品も売っているんだね。
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当時は小学生だったと思うが、何故そんな沼にハマっていったかというと過去に記事にしていた。

きっかけはTVで見た映像だが写真のVHSは、同様の映像を後年入手したもの。
サファリラリーの映像を見る以前に、レースのTV番組を見るのが大好きだった訳だが(記憶を辿ると80年代序盤はすでにTVで結構やってたよ)、最も古い記憶だと1976年のF1 in Japan(富士スピードウェイ)をTVで見た記憶がある。一桁才のはずだが・・一体家族の誰がチャンネル合わせたんだ?
ともかくサファリの映像の虜になり、中学生の頃になると車趣味だけは大人になった少年がいた。
ENKEI(アルミホイール)のCMがカッコいいんだよ!と言っても、周囲に理解者はいない。当時そんな表現はなかったが、「車オタク」以外の何者でもない。
ちなみにAE86で最初に装着したダート用ホイールは、ENKEIのラリーコンペRC-G (IRSから販売のWRC SPIRITSを知人から譲ってもらった)だったりする。
その後WRCはGroupB時代になったが、後半のハイパワー4WD全盛期よりもFR、MR、4WDごちゃ混ぜのGroupB前半が好きだ。むしろ1982年以前のGroup4時代の方がもっと好きかもしれない。(作った模型は圧倒的にこの時代の後輪駆動車だし)
だからNAエンジン後輪駆動で、中古車も豊富かつダート用部品の入手も容易なAE86に向かったのです。
思えば今でも未舗装路の趣味じゃないか? 車じゃなくて歩くだけど。
確かに歩く際もトラクションや荷重移動は大事だ。
無論ラリーだけじゃなくサーキットのレースも大好きだった。
サーキットで初めてレースを見たのは1985年の富士の耐久レースでGroupC時代。ポルシェ962Cが強かった。
トラストのISEKIポルシェですよ!時代だね。右にチラッと写ってるのはランチャLC2だわ。多分H.ペスカローロとA.ナニーニが乗ってたやつ。

でも本当に最初に見たレースは、前座のC/SGCカップ。
カローラ/スプリンターグランドカップで、つまりAE86のN2レース。すげー大迫力だった。
この時の写真は無いが、翌年1986年の耐久レースに参戦していたN2ハチロクの写真ならあった。

写真の前が切れてるのが残念・・
今回はなんだか棚卸しをした気分だ。今後ここまで昔の車趣味を記事にする事は無いかもしれないが、どうしても書きたくなったら、何か書くかな。