いい景色だったので、2019年の回想に唐松岳を付け加えたいのです。
9月末の風が爽やかになってきた頃でした。
初日は素晴らしい天候で、風も穏やかだしこんなに天気良くていいんだろうか?と大喜びしたのを覚えている。
朝安曇野から大町付近を白馬に向かう道中は、(ご存じの方なら分かると思うが)天気がいいと幸せな景色が待っていて、ここまで車で来ただけなのにある種の満足感がある。
国道沿いでコンビニに寄ってから白馬八方第3駐車場に車を停めてゴンドラへ。
リフトを乗り継いで黒菱平に到着すると、もう幸福の景色だよ。
雲ひとつない白馬三山が見事であります。

最後のリフトに乗って左を向けば、五竜岳と鹿島槍ヶ岳。
もしや、ここは天国なんだろうか? 有難うございました。

八方池山荘前で支度を整えて、まずは八方池を目指す。
どっちに向いてもいい景色の中を、のんびりと穏やかに登りましょう。
前方には「不帰ノ嶮」という穏やかでない山が見えてきたけどね。

八方池に到着した。せっかくなので水面に映る「逆さ何か?」を撮りたかったが、水面が鏡面になるほど微風でもなかった。
でもいいよね。八方池。

ガッツリ登山じゃなくても、天気が良ければ「ちょっとハイキングで八方池までお弁当食べに行く」はかなり満足度が高いと思う。
リフトを降りた八方池山荘前で標高1830m〜八方池で標高2060mなので、一汗かくにはちょうど良い。
運動不足の方はもうちょっと汗かくかも(?)しれないが、八方池山荘から右側の尾根上ルートでいい景色を見つつ、休み休み登るのがオススメです。
去年(2024年)丸山ケルンまで登ったけど、運動不足な俺には八方池でも結構登った感あったもんな。
八方池から先は本格的な登山道に入る。
一旦樹林帯を歩いたりしつつ、ジワジワ標高上げて丸山ケルンで休憩。
その先で雷鳥発見!

雷鳥の顔にピント合ってないのが残念。
さらに登って唐松尾根の最後はだんだん岩稜帯になってくるが、ここを越えれば唐松岳頂上山荘の上に出る。

見た目は険しいけど足場は十分あるので、よそ見して歩かなければ大丈夫よ。
そんで冒頭の写真の場所に出ると、唐松岳は目の前です。

夜中出発による睡眠不足とエネルギーが切れ気味で足を止める回数が増えてきたが、もうちょっとですよ。
登頂したぜ! 向こうに立山や劔岳が見える。

豪快な五竜岳も素晴らしい。

見下ろした唐松岳頂上山荘の姿がね、もう素晴らしく綺麗なのよ。今日はあそこに宿泊でございます。

この後は雲が出てきちゃったので、夕日は見れなくて朝日もダメだったけど、それはしょうがないね。
朝いわゆる「天使の梯子」を見ながら下山したのでした。

思えば、
この次の年はコロナ禍になって、気がつけば太って体力も落ちて、この時を最後に日帰り登山しかしてないのよ。爺ヶ岳とか行きたいなぁ・・