今回 神奈川県から長野県に引越すにあたり大きな課題だったのが、模型の引越しをどうやって行うかだった。
1/43ミニカーも多く持っているが、完成品はケース付きだし組み立てキット品(3台)はWAVEのケースに固定したからいいが、1/24プラモデルやレジンキットは全部(9台)ケースがない。
しかしたくさんケースを買うのも高いし、ケースに固定するのにも固定構造を作らないといけないし、どうせ引っ越したらケースから出すんだよ。
あと基本的に家財道具諸々の輸送は引越し業者に依頼するが、模型はとてもじゃないけど危なくて業者に依頼できない。今となっては壊れたら再現は困難で保証して貰うのも無理だ。
なので模型は自分で車に積んで運ぶことにする。
という事で、今回はどの様に梱包したか紹介します。
まずは準備する梱包資材。
- 段ボール箱60サイズ(昔のラリーカーは長いルーフアンテナ付き車両が多いので、高さもそこそこあるサイズ)
- 段ボール平板(段ボール箱の底面サイズに合わせて自分で切って作る)
- スポンジ(今回はトゥルースリーパー枕用のスポンジチップが大量に余っていたので、それを使う)
- 不織布のカウンタークロス(ホームセンターで購入)
- ストレッチフイルム(ダイソーで購入)
- グルーガン(Amazonで購入)

今回の梱包用に購入したものや、以前から持っていた物もあります。家に使えそうなものがないか要チェック。
では始めましょう。
最初に段ボールの平板を段ボール箱の底サイズより少し小さいくらいにカットしておく。理由は後で箱に入れるのにスムーズに入れたいから。
そうしたら平板の中央に車両をセット。
今回の題材は、1/24 FORD ESCORT 1800RS だよ。

そうしたら、スポンジにグルーガン(専用の棒状プラスチックを溶かして接着する道具)で接着剤を少し付ける。あまり付けすぎないように。

それを車両の角などに付けて要所を固定していく。
この時補助灯など壊れやすい部分は避ける。あと接着剤が車両に付かないように気をつけて。

車の全周囲んでいく。
接着剤は冷えれば固まって動かなくなります。
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高さが足りなければ2段で。このスポンジは柔らかいから多少押し込み気味でも大丈夫。

これで平面方向は動かなくなります。押せば多少はムニムニするけど今はこれでOK。
この車はE/gフードが開くからマスキングテープで固定しておく。デカールの上から全面クリア塗装してあるからロゴマークも大丈夫でしょう。

次はルーフに不織布のカウンタークロスを乗せる。大きさは適当にハサミで切って合わせた。
ルーフアンテナ部分には切り込みを入れて逃がしてます。
このあと上下方向をフイルムで押さえますが、塗膜保護のためにこれを乗せました。
塗装してからもう10年以上経ってるから大丈夫だと思うけど念の為。

そうしたら、ストレッチフイルム(サランラップみたいなテープ状のフイルム)を、段ボールの平板とルーフを丸ごとぐるっと巻き付ける。
この時少し引っ張り気味にテンションかけて巻きますが、壊れないように程々のテンションで。

これで上下方向も固定されてもう動きません。
ストレッチフイルムはAmazonでも売ってるけど、そんなに多く使わなければ100均で十分じゃないかな。
次は段ボール箱を組み立てて、底面にグルーガンで接着剤を塗布する。

接着剤が固まる前に車両を平板ごと入れて固定する。数秒間押さえておくとすぐ動かなくなる。

これで箱を閉じればもう大丈夫です。最初は余ったスポンジを敷き詰めようか?と思ったけど、予想以上にしっかりしてるので余計なことはやめた。
パッキングした製品をグルーガンで箱に接着するのは、なんだか少し前のAmazonの梱包みたいだね。
これを台数分繰り返して、更に大きな箱にまとめて入れて車に積みました。
引越し後の開梱です。
取り出しはストレッチフイルムをハサミで切るだけで解放される。

壊さないように箱から持ち上げる。

元通りに並べれば、引越し作戦完了です。

タルボ(中央の車)は梱包する前からアンテナやボンネットのキャッチピンが取れていたので、いずれ修復しよう。
ちなみに1/43のミニカーも自分で運びました。やっぱり輸送中にお皿が割れるのとは訳が違うし。(高級品や趣味でお皿をコレクションしてる場合は別ですよ)
今回の記事が誰かの参考になったら幸いです。


